「あー‥‥
やっぱ無理。お前じゃ立たねぇ」
「はっ!?ちょっと待ってよ、生弥(イクヤ)!」
服を着ようとする俺を、女は必死で引き止める。
「ここまできて、それはないでしょ!?」
「だってしょーがねーじゃん。
立たねぇんだもん」
そればっかりは仕方ねぇだろ?
俺を興奮させられないお前が悪い。
言おうと思ったけど、
俺のせいでこいつがこの先セックスできなくなったら俺は責任取れん。
そう思って黙っておいた。
「何よ‥‥人の体触るだけ触っておいて!」
「誘ったのはそっち」
「‥‥もう!帰って!」
‥‥俺さっきから帰ろうとしてたんだけど。
それも言おうと思ったけど、
口を開いた時には女は泣きながらトイレに駆け込んでいた。
制服を着て、トイレの前で『ばいばい』言って、
バイクのキー持って部屋を出た。
今日相手したOL、なんて名前だったっけ。
そう思いながらバイクを走らせていたとき、友達としゃべりながら歩くお前を見つけた。
やっぱりお前は笑ってた。
俺にゃ到底できそうにない爽やかスマイルで。
やっぱ無理。お前じゃ立たねぇ」
「はっ!?ちょっと待ってよ、生弥(イクヤ)!」
服を着ようとする俺を、女は必死で引き止める。
「ここまできて、それはないでしょ!?」
「だってしょーがねーじゃん。
立たねぇんだもん」
そればっかりは仕方ねぇだろ?
俺を興奮させられないお前が悪い。
言おうと思ったけど、
俺のせいでこいつがこの先セックスできなくなったら俺は責任取れん。
そう思って黙っておいた。
「何よ‥‥人の体触るだけ触っておいて!」
「誘ったのはそっち」
「‥‥もう!帰って!」
‥‥俺さっきから帰ろうとしてたんだけど。
それも言おうと思ったけど、
口を開いた時には女は泣きながらトイレに駆け込んでいた。
制服を着て、トイレの前で『ばいばい』言って、
バイクのキー持って部屋を出た。
今日相手したOL、なんて名前だったっけ。
そう思いながらバイクを走らせていたとき、友達としゃべりながら歩くお前を見つけた。
やっぱりお前は笑ってた。
俺にゃ到底できそうにない爽やかスマイルで。

