愛染夢路



「島津先生?何してるんですか?」



長谷川先生が来た。



「あっ。今、高原の声がしたんですけど・・・。

気のせいですかね?」




「気のせいじゃないですよ。きっと」

ははは、と二人で笑っていた。



「俺に・・・のり移って…いいのにな。高原」

そう言われた瞬間、

私は…長谷川先生のなかに入っていた。




「島津……先生?」




「・・・」



「先生・・・ごめんね」





「…高原か?」




「うん、じゃない・・・はい」