愛染夢路





え?



「アルツハイマーに似てるヤツだろ?


おかしかったんだ、アイツ。俺の名前忘れてさ、


しかも家を隣と間違えるし。」




「あぁ…」




ため息のような…ものすごく小さく低い声。




「馬鹿だよなぁ俺。アイツのこと、実際何にも分かってなくて!お前には俺の何倍もアイツのこと知ってて!幸せだっただろーな?弥生も…」







啓祐は・・・泣いていた。




「…お前が・・・羨ましいよ・・・」



啓祐は走り去って行った。