愛染夢路




「先生?どうしたんですか?こんなところに呼び出して…」




いたずらっぽく笑った。

最近の先生は少しおかしいもん。




「あの…さ」

口を開いた。

目が真剣だった。




「お前…自分の身体のこと知ってる?」



え?という顔をした。




「何の……ことです…か?」

どういうことか分からなかった。



「お前…病気って…」