愛染夢路



変な予感がして俺はアイツの後を追った。


一歩間違えれば『ストーカー』になる。




キキィ――ッ




耳を塞ぎたくなるような

急ブレーキの音。



アイツが宙に浮いていた。



「高原ー―――ッ」

もう…やめろよ?

俺からもう離れていくな…

マジで怖いんだ。



お前が目の前から消えていくのが…