学校へ着いたのが、8時50分、遅刻対象は
8時30分。
怒られるのなんて慣れっこだからなにも思わなかった。

ガラッ

ドアを開けたらみんなの視線がいっきにこっちに来た。

「おい!相原!ち・こ・く・だ・ぞ!」

「分かってますよ。」

私は冷めた態度で席に着いた。

「ったく…。」

先生もこの態度になれている。
何度言ったって反省しない私に呆れてる。

「遅刻、一学期で12回目…と」

12回…か、そんなにしたっけ?