5分程してやっと家に着いた。


家の前に誰か立っていた。


やっぱ来ちゃってたぁ・・・。


「す、すいません!」


「いや大丈夫です」


ん?


何か声低ない?


しかも何か聞き覚えあるような。


恐る恐る頭を上げてみると・・・


「あっ!」


思わず指を指してしまった。


「あ、あなたは・・・」


そう。


今目の前に居るのは今日ぶっつかった人。


「あぁ~てことは君が平塚カナさん?」


「は、はい」


何か凄く気まずい。


「今、ドア開けますね!!」


しかも、何でルームシェアする相手が男なの!?


ママの馬鹿ー!!!


「どうぞ~」


「お邪魔しま~す」


こんなんでやって行けるのかあたし!?