ルームシェア

「千尋ゴメン」


「カナ?」


ちゃんと話さなきゃ。


「千尋、話があるの」


「話って?」


「とりあえず、リビングで話そ」


「じゃ、俺はコレで」


「玲央も居て」


玲央も察してくれたのか、


「分かった」


「で、話って何?」


「実はあたしのシェアの相手、女じゃないんだ」


「えっ?」


千尋は驚いているようだ。


無理もない。


女だと思っていたのだから。


「それでね、その相手は玲央なの」


「桜庭くん?」


「うん。隠してゴメンナサイ!!」


千尋からの返事はない。


怒ったのだろう。


怒って当然だ。


「謝らないで。カナにも何か訳が合ったんでしょ?」


「千尋・・・」


「あとさぁ龍ちゃんと何か合った?」


龍?


「どうして?」