ルームシェア

あたしたちは合鍵を作りに行く約束をしていた。


だから待ち合わせもした。


なのに、どうしてこうなるの?


空気が重い。


玲央はどうしてあたしが龍にキスされたことを知ってるの?


「鍵貸せ」


「あっはい」


玲央凄く怒ってる。


「座ってお待ち下さい」


「行くぞ」


あたしは頷いた。


1時間程沈黙は続き、鍵を受け取り家に帰ってきた。


その間一言も話すことはなかった。


こんなの嫌だよ。


玲央の服の裾を掴んだ。


「何だよ」


「玲央、ゴメンナサイ」


自然と涙が溢れた。


「何で謝ってんの?」


「玲央が、怒ってるから・・・」


玲央はため息をついた。


「怒ってるから意味もなく謝るのか?」


意味もなくなんかじゃない。


「玲央と話せないのは苦しいから」


「えっ?」


「だから、機嫌を直して?」


あたしは玲央の唇に自分の唇を重ねた。