あたしの名前は、平塚カナ。


この春、地元の公立高校に入学した。


「カナおはよ♪」


この子は幼なじみの小早川千尋。


小柄でフワフワした子だ。


「おはよ!」


「クラス一緒が良いねぇ~」


「そうだね~・・・あっあたしの名前」


千尋の方を見てみるとピョンピョン飛び跳ねていた。


可愛いw


千尋の名前は・・・あった。


「千尋!同じクラスだよ!!」


「えっ!ホントに!?」


「ホントに!!」


「やったねー↑↑↑↑」


あたしたちは抱き合った。


「てか、龍ちゃんは??」


「あぁ~まだ寝てんじゃないw」


千尋が言う龍ちゃんというのは・・・


「来てるっつの」


と言ってあたしの頭に肘を乗っけてきた。


高谷龍のことだ。


「重いって!」


「ちょうど良い高さなんだよ」


龍も幼なじみの1人。