少し奏斗の息づかいが荒くなってきたな。

熱はかってみるか。

俺は体温計を奏斗のわきにはさんだ。


「…ん…ハァハァ…熱い…」
奏斗が目を覚ましたみたいだ。

「今、熱はかってっから
ちょっと待って」

「…ん」