「ん。で、何であそこに居たんだ?
奏斗の病室から離れてんだろ」


「紗南を探しに行ったんだ。
居なかったから」

「は?紗南居ないのか⁉」
コクンッ
俺は頷く。

「あいつどっかで発作とか起こしてんじゃ…
ちょっと探してくる。
ちょっと待ってて」

俺も行きたかったけど、
座るだけでもフラフラして無理だった。