優「何?」

あたし「別に
ただ
社長にしちゃ

早い帰りだなって…」

優「知ってたのか?」

あたし「うん
伊勢が

言ってた」

優「伊勢って…
あいつとは

連絡とってたんだな」

あたし「そんな
嫌そうに…

自分が
ヘッドハントしたんでしょ?」

優「ちがう!
ただの

スカウト!

あいつが
ヘッドハントになるかよ

そりゃ
優秀なヤツに

使う単語だろ」


あたし「へ~」

優「ったく
なんで

伊勢なんか…」

ぶつぶつ

優「とっちめてやる
全く

お前は
ヤキモチやかせるの

天才的だよ

行ってくる」

あたし「行ってら~
パン

ありがと」

優「お~
今日だけだからな!」

玄関のドアがしまる