目を開けると

白い天井と
優の顔が見えた

優「唯
俺が分かるか?」

あたし「優…」

優が
はあっとため息をつき

優「よかった~
ショックで

倒れたんだよ
お前

俺のコト
忘れるんじゃないかって

ヒヤヒヤしたよ」

あたし「海斗は?」

優「お~
ちゃんと

おぼえてるな

不安にさせて
ごめん


お前のコト
全然

守れてなかった

ホントごめん」

あたしは
もう一度きいた
「海斗は?」

優「心配ない
裁判所の判定まちだけど

アイツは
唯には

近づけない

顔を見ることもできない

そういう
話を

つけてきた

って
お前

まだ
こんなに
ふるえて…」

優がやんわりと
抱きしめてくれる

優「もう
大丈夫

大丈夫だから…」