恋の罠

鈴たちの元へと、目を戻した瞬間


「実は愛実ね、元ヤンなんだぁ」


―――耳を疑った。


「うそ「嘘だろっ!?」」


海が椅子を倒した。

うるせぇって。

でもやっぱり元ヤンだったか…。
姉ちゃんも元?ヤンだったしな…。


「あ…なんもないです」


海は笑う気力も失せたように、力なく椅子に座り戻した。


鈴たちはまた2人で喋ってる。


「翼……俺お前があの女、落とせないほうに1000円かけるわ」

「……ぜってぇ付き合ってみせるし!」


無理だろ…という言葉はあえて口にしなかった。