そんなことがあってから黒龍のみんなといることが多くなった

 
 結構みんないい奴


 でも…それをはたが良く思わないらしい


 朝登校してくると…


 下駄箱の中に手紙が入っていた


 「なにこれ…宛名ないし」


 宛名の無い真っ白な封筒…


 封筒を開けようとすると…


 「いたっ…」


 カミソリが入っていて指を切った…


 「はあ…いじめかよ…」


 言葉は悲しそうなのだが顔は笑っているのだ


 そう…これから少し面白くなりそうなのだと


 中をよく見ると手紙か入っていた


 ≪黒龍様に近ずくな!≫


 黒龍のことしってんのかよ…わたしを嫌っている子たち


 もともと私が気に入らない子たちなのだろう


 「ふ…」


 笑みがこぼれる


 「どう泳がしてやろうか…」