「……風にぃ…?」


 その声が聞こえたのか振り向く

 「えっ…怜!」


 「なにやってんの風にぃ」


 「俺ここの先生なんだよ」


 「風にぃが?」


 風にぃは本名古見 風牙(komihuuga)銀蘭と同盟を組んでいた元全国№3空雅(kuuga)の最後の総長…空雅のみんなはこの世界から足を洗ったんだ


 「お前はどうなんだ…まだ隠してんのか…」


 「怖がらせちゃいけないから」


 「そうか…まあ何かあったら相談しろや!」


 「うんありがと」


 少しにこっと笑って見せる


 「相変わらず…お前天然だな…お兄ちゃん心配だわ…」


 「??」


 風牙は大きなため息をついた