シュガーレス




「ごめん美里。
今日、先帰ってて。」


放課後、結衣がやって来た。

「あ、うん!
私もちょっと用あったし…」


「用?」


「う、うん!
ゆ、結衣は!?」



「何か…呼び出された。」


あぁ…またか。


結衣は美人だから、よくお呼びだしがかかる。


いい意味でも、


悪い意味でも。


「大丈夫なの?」


「うん多分。」


「何かあったら…すぐに私か、みっちゃん呼ぶんだよ?!」


「はい、はい」


数え切れない程の好意が寄せられると、もれなく悪意もついてくる。


小さい頃から結衣の傍にいた私は、よく知っていた。


好意と悪意は、紙一重だっていう事。





いつだったか、


私が意気込んで


結衣の事を守るから

って言ったら、


結衣は笑っていたっけ。





遠い遠い約束…

私は今も忘れてないよ


+゚。