「なるほどなぁ…
美里が小泉をねぇ…」
「ちょっ、あんま大きい声で言っちゃヤ・ダ☆」
「きもい。
誰も聞いてないしね。」
「結衣ちゃん…今日はまた、一段と毒舌ですね。」
結衣は美人だから、周りから見たら“おとなしくて清楚”みたいなイメージだけど、実際はこんな感じ。
良くいえばクールビューティー。
言いたい事はハッキリ・バッサリな女の子なんです。
「てか、小泉のどうゆうとこが好きな訳?」
「んー…」
「そこ悩む?」
だって、『好き』に理由なんて無くない?
口に出して2人に言うと、妙に納得したような表情。
ほらね?
でも、そうだなー。
好きだって思ったのは、いつだっただろう。
…あ。
「あのね。
小泉君って、ガチャピンみたいだけど…」
「「…ちょっと待て!」」
せっかく、語りモードに入ろうと思ったのに、2人にハモりながら遮られた。
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