昼休みのチャイムが鳴り終わるのも待たずに、後ろでガタガタと慌ただしい音が聞こえた。 振り向くと、美里が財布を片手にスタートを切ろうとしていた。 「結衣ちゃん、みっちゃん! ごめん今日、ちょっと2人で食べてて!!」 …何だ、アイツ? 不思議な行動に首を傾げていると、同じく残された坂本が目に入った。 ハッ! てゆうか… 2人きりかよっ!!