「お前さー友達いないの?」
あまりに唐突な質問に、吹き出しそうになった。
「何それ失礼〜!
いるよ!」
先生と花言葉の話をしたあの日以来、
昼休みや放課後に
化学の質問を口実にして、先生に会いに行っている。
本当は毎日行きたいけど、
ウザイって思われたくないから、週に2回くらいで我慢している。
それでもいつの間にか、タメ語で話せるようになって、前よりも距離が近づいた気がした。
「いや俺が見る時、お前いっつも1人だから。」
「…心配してくれたんだ?」
「てゆうか…まぁ…
いるんなら良かった。うん。」
好きな人が心配してくれた。
それだけで、こんなに幸せ。
思わず顔が緩む。
『友達いないのか?』なんて、無神経な事を言ってくるくせに、先生のこうゆう不器用な優しさがたまらなく好き。
「…何笑ってんだよ?」
「別に〜」
「…にやけてないで、ここ」
「ん?」
「間違えてる。」
「…はい」

