楽しい時間はあっとゆう間。
スタバの前に車が停まる。
「あ、ありがとうございました!」
慌ててドアを開け、車から降りる。
「ちょ…待て待て」
先生も車から降りてきた。
「大丈夫か?何なら家の前まで送ってくし…」
すぐに首を横に振る。
「家そこなんです」
真っ直ぐ指差すと、それにつられて、先生が後ろを向いた。
「kanon…」
「あ、うち花屋なんです。」
先生がテントに書いてある店の名前を読み上げたので、それに補足した。
下が店舗で、2階から住居になっている。
「へぇ〜そうなんだ」
「小さい店で恥ずかしいんですけど…」
「そんな事無い。
花屋が実家なんて、何かいいな」
花屋の娘で良かった、と初めて強く思った。

