その日、 学校に着くなり、美里がやって来て 「ごめんね」 と謝ってきた。 何かよくわかんないけど、どうやら昨日、私の趣味が悪いって言った事に対してらしい。 別に謝らなくていいのに。 何でこんなに あなたが好きなのか 私にもわからないから。 だから昨日、 あんなに真っ直ぐに、誰かを好きだと言える美里が 羨ましかったんだ。 私の方こそごめんね。 心の中で謝った。