シュガーレス



ねぇ先生…


私が逃げるのはね、先生を困らせたくないから。


今みたいな顔させたくないから。


だから溢れ出てくる気持ちに、蓋をするの。


逃げるのも、ツライんだよ。


バカ。


こちらに背を向け始めた先生に、一言悪態をついて、その場をあとにした。



大丈夫、涙は出てない。