シュガーレス



---パーンっ!!!



乾いた音と共に、


頬に、強い痛みが走る。





「…あ、」


男が戸惑ったように、自分の手を見つめる。





「う…あぁぁぁぁぁぁ!」

俺が声をあげて泣いたのは、物心ついて初めてやった。


叩かれるのなんか、平気や。


けど


とにかく声をあげな、


気が狂いそうやった。