そんな、私と透のやりとりを、
サチさんは、何か珍しいものを見るように見つめていたが、次第にふふふ、と嬉しそうに笑った。
「透さんが、お友達を連れていらっしゃるなんて、初めてでしたので驚きましたが…」
と一呼吸おいて、サチさんが頷いた。
「納得致しました。
だって、とても仲がよろしいんですもの!」
いやっ!
仲良くなんて、ないですよ?
思わずツッコミそうになる。
でも…サチさんがとても幸福そうな表情をしてるから、何か否定しづらい。
そんな中、
‐‐バタンっ!!
不意に、
玄関から物音がした。
「あら、奥様だわ!」
サチさんが慌てて、玄関へと向かう。
それにつられて、私も髪の毛や服を正した。
奥様って…
透のお母さんだよね?
や、やばいっ!
緊張するっ!

