シュガーレス



「今ね、先生いないんだ。」


「…そうなんだ。」


ベッドを仕切るカーテンを開け、なぎさちゃんを誘導する。


「顔色悪いし、とりあえず休んでいきなよ。」


「…うん。」


そうしてベッドに入ったなぎさちゃんが、隣に椅子を持ってきた私を見つめている。



こんな可愛い子に見つめられたら、女の私でもドキドキしてしまう。



「美里ちゃんって…三河君と仲良いよね。」


なぎさちゃんが、ポツリと呟いた。


思いがけない問いに少し戸惑い、間が空いた。



「…みっちゃんと?
うん。
小さい頃から一緒だったしねー!腐れ縁ってやつだよ。」


「そう…」





どうしたんだろう?


「ごめんね?
少し休んだら大丈夫だから、美里ちゃんもう教室戻ってね。」


なぎさちゃんが、ふわりと微笑んだ。


「そう?じゃあ、戻るね。」


「うん…
あっ、美里ちゃん!」


「?」



「私ね…好きなの。」


好き…って…


「とお…小泉君?」


「…うん。」


「そ、そうなんだ…。」



やっぱ、直接聞くとショックかも…。



「美里ちゃんは?」


なぎさちゃんを見ると、力強い目で私を見ている。


「私…は、」