「あ、美里ちゃん」
2限目は体育。
グラウンドに向かう途中で、可愛らしい声で呼び止められた。
振り向くと、隣のクラスの柊なぎさちゃんが、こっちに手を振っているのが見えた。
「なぎっ!」
私も手を振って、駆け寄る。
「次、体育なんだ?」
「うん!
今日はサッカーなんだー楽しみっ!」
「へー。女子も?」
「そう!
男子も女子もサッカーだよ!」
「男子もかー…。
美里ちゃんって、確か小泉君と同じクラスだよね?」
?
「うん?」
「…ううん!頑張ってね。」
「うん!」
もっと喋りたかったけど、もうすぐ授業なので、仕方なく再び手を振って別れた。
なぎさちゃんは選択科目が一緒で、最近仲良くなった女の子。
小柄で華奢で、すんごい可愛くて、女の子ーって感じの子。
「へぇー。
あの子も小泉狙いなんだ?」
「結衣ちゃ…えぇっ!?」
狙いって…
「いやいや、鈍すぎ!」
だって、だって!
な、なぎさちゃんと透って…
「…お似合い。」
「あー、まぁねー!」
うう…

