シュガーレス



「こっわぁ〜…どうしたの?
何かあった?」


誰よ、怒らせた人っ!


「別に」


とそっけなく返事すると、みっちゃんの鋭い視線が、結衣に向けられた。


え…結衣?


私がハラハラしてるのをよそに、結衣はいたって冷静だ。


「…何か?」


こらこら、


もう結衣はー!


相変わらず、怖いもの知らずだな。


「何も」


みっちゃんはそう冷たく言い放つと、再び前を向いた。


いやいや、


今のは“何もない”っていう、態度じゃないでしょ。


みっちゃんも、どうでもいい事は言ってくるくせに、真剣な話になると、何も言ってくれないんだよね…。


「結衣もみっちゃんも、何も言ってくれないんだもんなぁ…。」


寂しくて、思わず声に出した。


それに結衣が慌てて、フォローをいれる。


「そんな事無いよ!
もし本当に嬉しいニュースがあれば、すぐに美里様にご報告致します☆」


じゃあ、昨日の人は誰?


…なんて聞きたかったけど、そこはグッとこらえた。


「本当!?
絶対だからね〜!」



その日が来るまで、


信じて待ってるよ。