振り向くと、そこには 息を切らした五十嵐君がいた。 「何か…大丈夫?」 顔を強ばらせているせいか、 いつもより男らしい気がする。 なんて、呑気に思った。 「大丈夫だよ?」 「だって…」 そう言いかけると、五十嵐君は少し気まずそうに、間を置いた。 「泣いてるよ?」