…そろそろいい時間じゃないだろうか。


もう「いい加減にしろ」を発動させて終わらせてもいいよな。

うん。いいだろう。





「慎たろ…「明里!お兄ちゃんやっぱりタンメンは嫌だ!」



…コノヤロウ。



「いい加減にしろマジで!やめせてもらうわ!!」


「え、まだやりたい…」


「これはマジのやつだから!いい加減終わらせてくれマジで!帰んぞ慎太郎!」


「はーい…ごめんなさーい。」


「と、言うことで、ちりめんじゃこでした!どうも、「「ありがとうございましたー!」」




やっと終わった…!!


それだけが頭の中を占めている状態でステージから暗い袖へ逃げ帰る。



お客さんの反応なんて見ていないし、怖くて見れる気がしない。


とにかく今は逃げるのだ。

この、何百というあたしたちを見つめる瞳から。