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「じゃあ、接客担当はこれで決定ね。」
次の日教室で行われた１－３文化祭会議。
今日は具体的な仕事発表があるからと真面目に話を聞いていたんだが…
「実行委員。あたしの名前を書くところが間違ってる。」
黒板に並んだ名前の位置に異議申し立てる。
なんかおかしいよ。
そこには男の名前だけないとおかしいよ。
「だって、先輩からの直々のお願いを聞かないわけにはいかないでしょ？」
さも当然だとばかりに言ってのけた実行委員の正体はミーハー星人渡辺由紀子である。
そして、そのミーハー星人が言った先輩とは、確実にあたしの頭に思い浮かんだ人物であり、あたしは今日どうやってあのポンコツに制裁を与えようかとを頭を働かせた。
「でも、他に男子が余ってるのにあたしがそこなのはおかしいんじゃないでしょうか。」
「安心して。あんたの方がかっこいいから。」
いや、自信もてよみたいな顔されても。
何を安心したら良いのかがわからないわ。
