ただいまーっと家に帰るとどたばたと階段を駆け下りてくる音。 いや、犯人はわかりきっているが。 「2人とも遅いよ!何してたの?」 「デートだよ。」 「えぇー?!!」 いや今野くんデートではないよ。 「今野くんが慎太郎に話があるみたいよ。リビングに行こう。」 あたしの真面目モードを感じ取ったのか、おとなしくリビングに移動するご一行。 「慎太郎、ごめん。 オレ、もうお笑いやって行く自信がないんだ。」