あらかたの人がバツに動き、まるに残っているのは一発逆転のチャンスを狙った10人程度。
「それでは、正解はー…」
焦らすようにゆっくり靴を脱いでいく。
靴から現れた色は、水色だ。
「…丸でしたーー!」
「さっきのヒントはなんだったんだー!」との正論が聞こえてきたが、そんなことあたしに言われても困る。
あたしは、あくまで事実を述べたまでよ。
「残念ながらバツを選んだみなさま、後方への移動をお願いしまーす。」
一発かまして生き残った十数人を残して、ほとんどの参加者が脱落者ゾーンへと移動した。
これだけ脱落したんだ、さすがにもうポンコツも間違えただろう。
そう思ってあたりを見回すと、思ったより近くに見慣れた長身がいた。
丸のゾーンで参ったかとばかりにどや顔をかましていたのだ。
「明里の靴下の色なんてとっくに把握済みだよ!」
「純粋に気持ち悪いわ。」
どうしよう、こんな根本的に気持ち悪いストーカー体質なのが兄だなんで公表したくない。
もう手遅れか……
「明里ちゃん。いい感じ人もはけたから最終問題いっていいよ!」
福井さんはもう自分のさじ加減でやりたいようにやっているようだ。
なら最初から福井さんがクイズ出せばよかったんじゃないのかとか、もう終わったことだからうじうじ言わないことにしよう。

