「あれ?でも最初の言い方だとすでにステージ参加が確定してますみたいな言い方だったよね?」



慎太郎のうん!が、わん!に聞こえたなーなんて、心底どうでもいいことを考えていると、先輩からのそんな一言。


あぁ確かにそういわれてみればそんな気も……



「も、もういいじゃんそんな過去のこと!ま、丸く収まったんだし!!」



おい今の完全に誤魔化す気満々のセリフじゃんそれ。ねぇ。


「ま、今さら掘り返すのも面倒だし、なかったことにしてあげるよ。

あたしは祭りのステージに参加する、それで万事解決っしょ?」




よく考えるとこのポンコツにはめられたようなもので、それなりにムカチンともするが、まぁ今回はもういいだろう。



福井さんにもやるって言っちゃったんだから、できるだけのことはやるさ。




「えーでもそしたらオレと二人で組む話はなくなっちゃったのー?」