「あー!手、振ってもらった!」



「やばい!」


「かっこいい!」



 女子達が騒ぎながら手を振った。


「モテモテですね、彩さん。」


 と恋歌。


「女子から騒がれますね。そこら辺にいる男子よりもかっこいいのでは?」


 と凜歌。


「凜歌と恋歌。褒めてないでしょ。」


「「いやいや。褒めてますよ。心から。」」


 そういいながら、うっすら微笑んだ。


 絶対に嘘だな。


 この顔は。


「ばればれ。嘘だって。」


 ため息をもらしながら言う。

 あの子達に、ちょっとは呆れてるでしょ。


 なんで、そう騒ぐかなーって。


 私だって、普通の女子高校生ですしね。