「明日テスト発表だよ。」


 私は、恋歌の隣に座った。


 あぁと恋歌は思い出したように、


「テストがあるって言ってたような言ってないような…。」


「要するに、聞いてないでしょ。」


「うん。だって眠かったんだもん。」


 恋歌はいつも眠そうな顔してる。


 夜、何してるのかはさっぱりだけど。


「めんどくさいね。」


 私はぼやいた。


「まぁ、彩ならなんとかなるでしょ。」


「そうでもないんじゃない?」



 
 一応勉強はするけど、みんなよりはしてない。