あー、もう無理。


 なんで、こんなとこ来ちゃったかな。


 最悪。


 男が近づいてくるのに耐えられなくてしゃがみ込んだ。


 怖い、怖すぎる。


 目をぎゅっとつぶった時。


「……やめてやれ。震えてんだろ。男嫌いなんだよ、彩は。」


 声がするの方を見てみると、玲が私に向かってきている男達に言い放っていた。


「彩ちゃんって言うんだ?」


 紳士的な人に聞かれた。


 私は、頷いた。


「俺、芝山紘って言うんだ。」


 私は、頷くしかできない。


 怖い。


「下の奴らは帰っていいよ。」


 紘が言う。


「彩ちゃん、男嫌いなんだ。玲が言ったように。」


「「「分かりました。」」」


 下の奴らは、苦そうな顔をして、倉庫から出て行った。