信号が変わり、走り出した。


 バイクのスピードはさっきよりも落ちていた。


 私のために、気を使ってくれたんだと思う。


「着いたぞ。」


 少ししてから、倉庫に着いた。


 綺麗。


 しかも、広いし。


「荷物。」


 玲は私の荷物を差し出した。


「ありがとーございます。」


 玲は私に荷物を渡すと倉庫に向かって歩き出した。


 私も後を追う。


 左足を引きずりながら。


 玲はそんな私を見て、


「掴まってろ。」


 私の手を掴む。


 玲は歩幅を小さくして、左側に立った。


 多分、左足に負担がかからないように。


 玲が左手で倉庫の扉を開けた。


 その中から騒ぎ声が聞こえてきた。


「玲さんが女連れてきたって本当?」