倒れてる男は私を睨む。


「うん?女子高生。」


「あ゛?」


「怪我。どうすんの?」


「ほっとけば治るだろう。」


「じゃあ、絆創膏。」


「は?」


 話がかみ合ってないから、驚いてる。


 私は、絆創膏を渡し立ち去る。


 ボロボロになってる人はほっとけない。


 



 どんなにボロボロでも負けを認めない、そんな人かっこいいと思う。





 でも、好きじゃない。