「俺らがお前を守ってやるよ。」





 そんな事言われる立場じゃない。


 いままで、一人で必死に生きてきた。


 誰にも頼らず。


 人なんか信じない。


 捨てられるのは、慣れてる。


 分かってる。


 私は、“いる”人間じゃない。


 そんなの知ってる。






 「いいよ。自分ひとりで生きていく。」








 そう決めたから―――――――――――