ねこのマリン

ご飯の時間には
まだ早いように感じた。


扉が開くと
飼育員さんが
ぼくを抱き上げた。


そしたらあの瞳が
ぼくのすぐ目の前にあって

おいで

と言った。


その人の胸は
とても温かかった。