あれから俺たちは3人で行動するようになった。
春は最初から千歳に注目していてすぐに仲良くなった。春のいいところは誰とでも仲良く接することができるとこかもしれない。

「今日俺ら委員会の仕事あるけど春はどうする?先帰っててもいいけど」
「待ってるよ!3人で帰るの楽しいじゃん♪」
「じゃあ下駄箱で待ってろよ」
「ごめんね春くん;」
「千歳ちゃんまでwぜんぜん♪」


俺と千歳は春が待っているからすぐに仕事を終わらせて急いで下駄箱に向かった。



「春くん待ってるかなー;
 かなり頑張っても終わるの遅かったけど;」
「あいつは約束破ったりしないやつだから」
「そーだねー」


下駄箱につくと春が誰か女と話していた。
春は相当あせってる様子だった。


「春くん!遅くなってごめんね!」

千歳が声をかけると春と女がこっちを向いた。


は・・・。
何でここに・・・

「春くんその人は?」


春は黙りこんでしまった。
当然だ。
俺の思い出したくもないトラウマを作った女が目の前に立っているのだから。