俺は千歳の話を静かに聞いていた。
どんなに強そうな女でも必ず弱いところがある・・・。千歳は小さいころから心に傷を負っている。
そんな千歳の過去を知った俺。
ゆっくり口を開いた。
「千歳・・・俺は千歳の話を聞くくらいしかできない。お前が俺に話したのは少しでも俺に心を開いてくれてるって思ってもいいよな?心を開くってすげー勇気がいることだと思う。そんな勇気がお前にあるなら、どーして逃げる?他の女達に色んなこと言われて、やられて、何で黙ってる。何でお前が不登校になる。
俺にはイジメられてる気持ちは分からない。だけど今のお前を放っておくことは俺にはできない・・。だから俺が守るよ。お前の目・・俺が変える。俺にはそれしかできないから」
決めたんだ。
コイツは俺が守ると。

