「ごめん・・
何も聞かないから手当てだけ・・」
俺は俯きながらそういった。
千歳は素直に腕を出してきた。
俺は割れ物に触れるように優しく手当てをした。
両腕とも手当てを終えた直後千歳が口を開いた。
「なぜ何も聞かないの?」
それを聞くか・・・
本当は今すぐにでも聞き出したい。
だけど、
「言いたくないなら言わなくていい。
無理に聞こうとは思ってない。
千歳が言いたくなったら俺はいつでも聞く」
俺は千歳の目を見て真剣に話した。
「私は・・・」
メニュー
メニュー
この作品の感想を3つまで選択できます。
設定されていません
読み込み中…