「傷見せて」
「傷なんてない」

はぁー・・・


「早く」
「いやよ」



俺は黙って千歳の袖を捲くり上げた。



んだよこれ・・・・



千歳は両腕とも痣と傷だらけだった。

「見ないで!」

焦りで両腕を隠した千歳。


こんなになるまで・・・
俺は千歳のケガに今まで気づかなかった。

最低だ・・