「僕は、力もない、ただの弱い人間だから……。僕は他の人間が生き残るための“えさ”なんだ」 僕は、そのあと、ただ、泣くしかなかった。僕は、皆とは違う。特別扱い。 実力で手にしたわけでもない。皆とは違う。だからこそ、皆から怨まれるだけの存在なんだって。 僕と、お母さんはお互い、涙を流して泣くしかなかった。 そして、その日の夜はとても長い夜に感じた。 ―――次の日。学校では臨時休暇となっていた。 リズも心配になって僕のいる病室にお見舞いに来てくれた。