「じゃあね」 僕はウリッドに手を振って図書室を後にする。 すると、ウリッドの表情が変わり、 「そこにいるんだろう?ユージン」 ウリッドは何も振り返らずに言った。 すると、本棚の間から15歳くらいの男の子が出てきた。 紫の帽子とマントを覆った人が。 「・・・ケケケ。どうして俺の存在に気付いた?」 するとウリッドは目つきを怖い表情に変えて 「お前、まだ、あいつの言いなりになっているのか?」 「あいつって?」 ユージンはとぼけた様子で言った。