僕は、立ちあがる事ができない。 僕の目は必死に開けようとしても、うっすらと青空が見えるだけ。 すると、仮面の男は僕の背中を片手でわしづかみにし、 「お前は消える存在なんだ……」 僕は、息が、できない。なぜだろう?首を絞められているわけじゃないのに。 赤い火の玉が仮面の男の背中に当たる。 僕は、掴まれた手から離れたから、距離を取ろうと、必死に歩く。 すると、アヤメが僕の腕を肩にのせ、 「リュウ、大丈夫?」 「あ、ありがとう。アヤメ」 「ううん。気にしないで」