僕は、リズのように考えなかった。むしろ、この時だけ、頭の中はお母さんの無事のことだけしか考えられなかった。 これが罠だとか、ウソだとか、そんなこと、これっぽっちも考えなかった。 遠くに見える白い煙。空高く上がっている。 でも、火は燃えていない。 町の人達も無事なのかな? 僕は、ケセードの入り口付近に着地する。 村がめちゃくちゃになっていた。 家も、植えられていた木々も。